小簾紅園休憩所(瑞穂市)

小簾紅園休憩所(瑞穂市

小簾紅園の東隣に、小簾紅園休憩所という建物がありました。
昨年も、あったのかどうか、気づきませんでしたが、いずれにしても、新しい木のにおいが
していました。
 
 
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中には、誰もおらず、電気も自分で高いところにある配電盤のスイッチをONにして
つけるようです(消す時用に、棒までありました)。
 
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奥の方に、輿がありました。お祭りか何かで、使用するものでしょうか?
 
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和宮江戸下向絵巻」 の絵が飾ってありました。
京都から中山道を下って、この呂久の渡しを船で渡った際に、揖斐川の東岸の
馬淵孫右衛門の庭の美しい紅葉を見て、
落ちて行く 身と知りながら もみじ葉の 人なつかしく こがれこそすれ
という歌を詠んだところの絵だと思います。
政略結婚により、住みなれた京都を離れ、婚約者とも別れなければならなかった
和宮の気持ちが偲ばれます。
 
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江戸時代には、この地を幹線道路であった中山道が通っており、揖斐川を渡る
呂久の渡し」がありました。 
在は、大垣市方面からこの呂久の地を訪れると、揖斐川の渡る前の西岸にありますが、
かつては揖斐川が現在よりも西側を流れており、呂久は、揖斐川を渡った東岸に位置
してました(そのため、神戸町でも大垣市でもなく、旧巣南町(現瑞穂市)になっています)。
 
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小簾紅園の前の道が旧中山道で、寺院や民家が当時の面影を残しています。
 
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小簾紅園の向かい側にあるこの大きな門の家が、和宮玉簾の中から紅葉を眺めた
船年寄の馬淵家の家とのことです。
 
大垣市のすぐ北にある呂久地区は、和宮が下向した中山道の当時を偲ばせる
静かな町でした。 
 
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