桑名市の六華苑を見学しました(その1)。
六華苑(三重県桑名市)を見学しました(その1)。
中堤入口の信号を右折して、揖斐川を渡り、橋を渡ったところの伊勢大橋西詰の信号を
(水郷資料館スタンプラリーの4か所目、産業観光スタンプラリーの三重県2か所目です)。
六華苑は、二代目諸戸清六の邸宅として大正2年(1913年)に建てられました。
イギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による4層の塔屋をもつ洋館、
和館、蔵や池泉回遊式庭園などがあります。
和洋の様式が調和した明治・大正期を代表する貴重な文化遺産で、
国の重要文化財にも指定されています。
4階建ての塔がとても印象的です。
当初の設計では3階建てでしたが、揖斐川の流れがよく見えるように4階建てに
変更されました。
洋館と大きな和館とがつながった構造は、とても珍しいそうです。
内部で、洋館と和館が繋がっています。
玄関と、ホールです。
ホールを中心として応接室や食堂などの諸部屋を配置し、大きな折れ曲がり階段を
設置する構造はコンドルが好んで設計した方法とのことです。
客待ちの応接室で、塔の1階部分です。
当時は、ガラスを曲げる技術は無く、ガラスは輸入品だそうです。
来客接待用の客間です。
一番凝った造りとなっています。
暖炉はアールヌーボー様式で、鏡の位置が高いのは、直輸入だからだそうです。
天井の薔薇の模様は、コンドルが好んで使ったものとのことです。
食堂です。
トイレです。水洗だったそうです。
電話室です。
当時、電話は非常に裕福な家にしかなく、電話室を設けるのが、一般的
だったそうです。
階段の手すりは、コンドルがデザインに非常に凝ったところで、
ハート矢印型の透かしが施されています。
ここから2階に向かいますが、それはまた次回にします。
六華苑
[電話番号] 0594-24-4466
[入苑料] 300円
ランキングに参加してます。
(8月8日に岐阜県情報人気記事ランキング第1位になりました。ありがとうございます。)