国宝十一面観世音菩薩を見ました。

国宝十一面観世音菩薩(長浜市高月町)を見ました。

長浜市湖北町の県道252号線から国道8号線に戻って、敦賀方面に北上したら、
すぐに「国宝十一面観世音菩薩」という案内板が目に入りました。
国宝はなかなかないので、せっかくなら寄ってみようと思い、長浜市高月支所(旧高月町役場)
前の交差点を右折し、JR北陸本線を越えて、県道280号線に出たところに、駐車場がありました。
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
駐車場の脇に、この案内板がありました。「花と観音の里 高月町」だそうです。
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
駐車場から車で通るのが厳しい細い道を抜けると、木立の中に、
お寺が見えてきました。
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
入口の仁王門の左右には、立派な金剛力士が立っています。
 
イメージ 5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
境内の中は、厳かな雰囲気です。
 
イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本堂です。
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本堂脇のこの建物の中に、十一面観世音菩薩が安置されています。
残念ながら、中は撮影禁止でしたので、写真はありません。
中の係員の人がしゃべっていて、少し雰囲気が損なわれたのが残念です。
 
パンフレットによると、天平八年、疱瘡が大流行したため、聖武天皇が僧泰澄に祈祷を
勅し、泰澄は祈願をこめて十一面観世音を彫ったとされています。
 
しかし、仏像の特徴に密教思想の影響が見られるため、実際の制作年代は平安初期、
9世紀とされているようです。
像高は約194cmあり、檜の一木彫で、頭上面が大きいことや、本面の左右に大きく
2面を表すことが特徴だそうです。
 (観音像は、渡岸寺のものですが、現在は向源寺に納められているということのようです。)
 
最近世の中は仏像ブームだそうですが、仏像の人気ランキング(そんなものがあったんですね)
では、上位に位置するそうです。
参拝したときには、他には誰もいませんでしたが、途中で何人かの参拝客とすれ違いました。
 
イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
織田信長浅井長政朝倉義景姉川の戦いの後、多くの寺院が織田軍に
焼き打ちにあったため、当時の住職が境内のこの場所に仏像を埋めて、
難を逃れたそうです。
 
またも思いがけず、たいへんに歴史のある仏像にお参りすることができました。
 
渡岸寺(どうがんじ)観音堂向源寺
[住所] 長浜市高月町渡岸寺215
[拝観時間] 9:00~16:00
[拝観料] 300円
[駐車場] あり
 
 
国道365号線側から入ると、参道があり、より近くまで車で入ることができます。
 
ランキングに参加しています。
イメージ 1