長良川の鵜飼~1300年以上続く岐阜の伝統文化~(岐阜市)

長良川の鵜飼~1300年以上続く岐阜の伝統文化~(岐阜市

少し前になってしまいましたが、初めて長良川の鵜飼に行きました。
長良川の鵜飼は、1300年以上前から行われている伝統の漁法で、かつては織田信長等の
時の権力者にも保護されてきました。明治維新後は、廃業する鵜匠がでましたが、
明治23年以降、6人いる鵜匠は宮内庁に属し、宮内庁式部職鵜匠として、世襲により
受け継がれています。
鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財長良川鵜飼漁は岐阜県重要無形民俗
文化財に指定されています。
 
このように鵜飼いは、岐阜県を代表する伝統文化で、夏の風物詩ですが、周りには実際に
鵜飼を見に行ったことがある人がほとんどいない気がします(なかなか地元のスポットには
足を運ばないものではありますが)。
そこで、今回、会社の人と一緒に行ってみることにしました。
 
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珍しく会社を定時に出て、岐阜市長良橋の下にある鵜飼乗り場に到着しました。
チケットを購入します。一人3千円です。
 
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堤防から下りて、舟に乗り込みます。
 
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鵜飼は、船に乗るだけですので、食事、飲み物はつきません。
必要な場合は、持ち込むか、お弁当屋さんに頼んで、鵜飼乗り場まで、持ってきてもらう
こともできます。これは2千円のお弁当です(これは上司のおごりです)。
 
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19時15分ごろ出発して、少し上流に向かいます。
 
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金華山の麓で、何艘もの舟が鵜飼いが始まるのを、待っています。
 
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辺りも暗くなってきて、19時45分ごろ花火が上がって、鵜飼漁の開始です。
 
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上流から、篝火をともした鵜舟が、こちらに向かって進んできました。
そのうちの1隻に並んで、こちらの舟も下流に向かって進み始めました。
 
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鵜匠が、10~12本もの手縄を操り、飼いならされた海鵜が潜って鮎をとったところを
引き上げて、鮎をとります。
ただし、暗く、舟も少し離れているので、実際にどれだけ鮎が取れているのか、
いまひとつわかりません。。
(写真も、舟が動きながら、暗い中で望遠で撮影しているので、うまく撮れていませんでした。)
 
10分ほど鵜舟についていった後、今度は、総がらみを見るために停止しました。
総がらみとは6隻の鵜舟が横隊になり、浅瀬に鮎を追い込んで、巻き狩りをする漁法です。
 
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6総の舟が、横一列になって、一気に通り過ぎていきました。
 
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20時30分ごろには、舟着き場に戻りました。
 
1300年の伝統を誇る長良川の鵜飼の幽玄な雰囲気を味わうことができました。
 
ただし岐阜市の観光を代表する鵜飼も、最近、観光客が伸び悩んでいるようですが、
値段の割に、見れるのは一瞬でしたので、今は、もう少し分かりやすいほうがいいの
かなとも感じました。
 
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