小倉山城(美濃市)~金森長近の隠居城~(関市・美濃市旅行編その2)

今回は、関・美濃市旅行編2のお城巡りです。
 

小倉山城(美濃市)~金森長近の隠居城~            (関市・美濃市旅行編その2)


辻屋(関市)で鰻丼を食べた後、小倉山城美濃市)に行くため、国道156号線を北上していくと、
北に小高い山があり、山頂に模擬櫓らしきものが見えてきました。

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国道を左に曲がり、山を少し登っていくと、駐車場があります。
 
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その駐車場のすぐ前に石垣があり、その上に模擬櫓が乗っています。
でもちょっと偽物っぽいです・・・。

 
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桜の木や雪洞(ぼんぼり)が見えますが、美濃市ホームページによると、小倉公園は、
ソメイヨシノヤマザクラなど約1,000本の桜がある花見の名所として知られており、
3月下旬から始まる「さくらまつり」の期間中には多くの人で賑わうそうです。
桜の季節に来るとよさそうです。
 
模擬櫓の脇に階段があり、登ると、その上は芝生広場になっていました。
模擬櫓の裏側は、イベントなどが開けるステージのようになっていました。
 
てっきり山の上が本丸かと思っていたら、山腹のその芝生広場が本丸で、駐車場が二の丸
山麓三の丸があったようです。防御面が優れているようには思えません。

山頂に戦の際の本丸、山麓に政治や城主の日常生活の場としての二の丸などが
作られる
ことが多いですが、この小倉山城は、関ヶ原の戦いのすぐ後に建てられた割には
金森長近が京都嵐山の小倉山からとって名付けられたということからも、隠居城のため、
あまり戦のことは考慮されていなかったのではないかと思われます。
 
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山の中は、ハイキングコースになっています。
標高159mの山頂まで登ってみました
 
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山頂には、3階建ての展望台がありました。
国道から見たときは、もう少し立派な建物に見えましたが、
これはかなり微妙です・・・。
 
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望台からの眺めは、いいです。
眼下に清流長良川うだつのあがる町並み美濃市街が見えます。
ただしこの日は、ひどい黄砂でしたので、遠くまで眺めることはできませんでした。
 
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弾丸の形をした忠魂碑がありました。

飛騨国高山藩主であった金森長近は、養子の可重に高山城を譲り、自らは小倉山城を隠
居城として、慶長十一(1606)年に築城しました。
その後、可重より長近の実子長光に2万石が分知され、上有知藩が成立しましたが、
慶長十六(1611)年、長光は嗣子無く没し、改易、廃藩となり、小倉山城も廃城になりました。
元和元(1615)年に上有知は尾張藩の所領となり、城跡に代官所が置かれたそうです。
 
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小倉山城跡(小倉公園)
[住所] 岐阜県美濃市泉町1571-3
[構造] 平山城
[馬場(駐車場)] あり