横須賀城跡(掛川市)~遠江国旅行編9~

横須賀城跡(掛川市)~遠江国旅行編9~

遠江国旅行編の第9回最終回です。
桜ヶ池(御前崎市)から再び掛川市に戻り、横須賀城掛川市)に向かいました。
掛川ICからは県道38号線を南に進み、大坂の交差点を右折し、西に進んだ北側にあります。
その前に、予定になかったところも立ち寄っていたので、駆け足で見ました。
 
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西から、二の丸、西の丸、本丸、三の丸の順に並んだ東西に長いお城です。
横須賀城は、戦国末期天正六~九(1578~80)年にかけて、徳川家康の家臣大須賀康高
よって築かれた城で、約6km東にある武田方の高天神城を攻めるための拠点となりました。
高天神城落城後は、江戸時代まで、渡瀬氏、有馬氏、松平氏、井上氏、本田氏と都築、
天和二(1682)年からは、西尾氏八代が城主となりました。

明治維新で廃城後は民間に払い下げられて、城の建物などはなくなりましたが、
1981年に国の史跡に指定され、公園になって整備が進められています。
横須賀城の特徴は、中世と近世の二つの構造を持っている平山城であること
大手門が2ヶ所あること、宝永地震(1707年)までは、城内に船着き場があったこと、
河原石だけの石垣がみられることだそうです。
 
 
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絵図の中心の西の丸の下辺りが、広場になっていて、そこに駐車できました。
そこから、階段を上って、西の丸に上がります。
 
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横須賀城は、国の史跡に指定されていて、平成になって発掘調査が行われています。
その際の様子が丁寧に説明されています。
 
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西の丸から本丸は、ほぼ平らになっていて、生け垣と芝生で、きれいに整備されています。
 
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本丸跡に建てられた横須賀城の石碑です。
 
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天守跡です。かつては、三層四階の天守が立っていたそうです。
 
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本丸南斜面の中段から、本丸南下、三日月池北側中段あたりの遺構です。
石垣が、丸い河原石で積み上げられています。
これは横須賀城の特徴ですが、とても珍しく、他のお城では、見たことがありません。
天竜川の河原から運んだ石を使用したそうです。

今回で、長かった遠江国静岡県西部)旅行編も終了です。
帰りは、渋滞に巻き込まれましたが、行ってみたかったお城や予定になかったところも
回れて、満足でした。

次は、関市・美濃市旅行編の予定です。
 
 
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[住所] 静岡県掛川市西大渕(旧大須賀町
[構造] 平山城
[入場料] 無料
[駐車場] あり(無料)