かかみがはら航空宇宙科学博物館(各務原市) に今度こそ

かかみがはら航空宇宙科学博物館(各務原市) に今度こそ

急に暖かくなってきました。
東京では、もう桜も開花したそうです。
 
さて、先日、会社が平日休みになった日に(休みになった理由が喜べる内容ではない
のですが)、前回屋外展示を見ただけに終わったかかみがはら航空宇宙科学博物館
展示を、今度こそ見にいってきました。
平日なので、空いていましたが、幼稚園の子供たちが見学に来ていました。
今回は小さいぼっちゃんが屋外展示に気をとられる前に入館しました。
(なお、屋外展示のYS11は、土日の晴れた日にのみ、中に入れるようです。
ご注意ください。)
 
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松本零士名誉館長です。
ぼっちゃんも、子供のころに、たいへんお世話になりました。
 
最初に、航空機(主に軍用機)の歴史に関する展示がありますが、そこは次に回します。 
メインの展示室には、たくさんの航空機などが並べられていますが、まずは3Fに上がりました
(小さいぼっちゃんが階段好きなためですが・・)。
 
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これは、3Fから撮った写真です。たくさんの航空機やヘリが並べられています。
 
1Fに戻ります。
 
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展示室に入ると、いきなり大きく目に飛び込んでくるのが、メインの展示品の
低騒音STOL実験機「飛鳥」です。
大きな4発のジェットファンエンジンが、主翼の下ではなく、前方上部に取り付けられています。
その理由は、この下で。
 
 
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FJR710/600Sファンジェットエンジンです。
日本のファンジェットエンジン技術の確立のため、1971年から通産省工業技術院の大型
プロジェクトとして開発されたエンジンとのことです。
 
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STOL機とは、Short Take-Off and Landingのことで、短い滑走路で離着陸できる
飛行機です。
低い速度で大きな揚力を得るために、エンジンの排気を積極的に利用するパワードリフト
STOL機の中でも、ジェットエンジンの排気を主翼とフラップ上面に沿って流すUSB
(Upper Surface Blowing)方式を用いていたそうです。
 
飛鳥は、短距離で離着陸する飛行機とは知っていましたが、翼の上側の気流の速度を
強制的に速めて、上側の圧力を低下させることで、飛ぶという仕組みは理解して
いませんでした。
そのために、一見不格好に見えますが、エンジンが前に飛び出ていたということでした。
 
現在のF1マシンでは、エンジンの排気をリアウィングに当てて、ダウンフォースを生み出して
いますので、その反対ですね。
 
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飛鳥はC1輸送機をベースに開発されました。
  
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8%のスケールの風洞試験モデルです。
ずんぐりとした印象でしたが、きちんと風洞試験も行われていました。
 
機内に入ることもできます。
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たくさんの計測機類が並んでいて、思ったよりも武骨な印象です。

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トイレもこんな感じです。 機内の後ろにありますが、壁もないので、ちょっと抵抗がありますね。
 
今回は飛鳥だけになってしまいましたが、次回には他の飛行機をスピードアップして
見てみます。

 
参加しています
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