水路の壁にへばりつくピンク色の物体

水路の壁にへばりつくピンク色の物体

 
小さいぼっちゃんと家の近所を散歩していたら、水路の壁面に強烈なピンク色の物体が
へばりついているのを見つけました。
 
何年か前から、家の前の田んぼわきの壁にも、びっしりついているのを見かけましたが、
気持ち悪くて、気になったので、調べてみました。
 
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なにかの外来種だと聞いていましたが、スクミリンゴガイという南米原産の巻貝の
卵のようです。
 
南アメリカのラプラタ川流域が原産で、食用として1981年に台湾から持ち込まれましたが、
採算が取れないため、廃棄されてものが繁殖して、西日本を中心に生息域を拡大しています。
アジア各地で、イネの害虫となっていて、世界の侵略的外来種ワースト100リストに
選定されています。
かつてはジャンボタニシと呼ばれていましたが、タニシとは別種のようです。
食用として持ち込まれましたが、寄生虫を宿していることがあるので、十分に加熱せずに
食べると、感染する恐れがあります。
 
卵はこんな派手な色をしているので、とても目立ちますが、食べると苦味があり、
現地でもこの卵を食べる動物はいないため、繁殖が速いようです。
しかし水中では孵化できないため、卵を見たら、水中にたたき落とすといいとのことです。
Wikipediaによると、探偵ナイトスクープで、この卵を食べられるか、検証したそうですが、
おいしく仕上げることはできなかったそうです・・・。)
 
 
稲の害虫とは、やっかいな外来種です。
外来種は天敵がいないので、入ってくるとどんどん生息域を拡大してしまいます。
いつも思いますが、持ち込んだ業者は、責任を持って処理していただきたかったものです。
 
 
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