西尾市吉良歴史民俗資料館(西尾市)

西尾市吉良歴史民俗資料館

 
吉良温泉を出発して、海岸沿いに進んだところにある西尾市吉良歴史民俗資料館
立ち寄りました。
国道247号線の吉良温泉入口の交差点から南に進んだ海岸沿いにあります。
西尾市資料館には昨年行きましたが、こちらは西尾市の中でも、旧吉良町
歴史民俗資料館です。
 
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午前中で、天気も良くありませんでしたが、見学者は、ぼっちゃん一人でした。
入場は無料です。
 
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こういった地方自治体の歴史民俗資料館によくある、石器、土器など
古代からの出土品が展示されています。
 
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ここの資料館で、一風変わっているのは、この「吉良さんコーナー」です。
忠臣蔵では、敵役になっている吉良上野介ですが、ここ吉良町では、堤防を築くなどしたため、
名君とされており、親しみをこめて、「吉良さん」と呼んでいるそうです。
 
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吉良氏は、八幡太郎義家から続くれっきとした清和源氏の血筋で、足利氏の一族です。
今川義元の今川家が、分家にあたります。
しかし、東条と西条の二家に分かれ、応仁の乱では、東軍と西軍に分かれて
戦うことに
なりました。
その後、戦国時代の戦いに敗れ、最後は徳川家康によって滅ぼされることになりましたが、
徳川家康松平家とは親戚関係にあったこともあり、江戸時代には、将軍直参の旗本の
中でも、儀式を司る高家として高い格式を誇りました。
 
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左真ん中の義央が吉良上野介ですが、大大名の上杉家と婚姻関係を結んでいました。
 
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先日の記事の東条城の模型と古地図です。
中世の城の様子がよくわかります。
 
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吉良上野介が作らせた堤防は「黄金堤」と呼ばれ、今でも残っており、
現在は桜の名所でもあるようです。

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忠臣蔵の舞台となった吉良家江戸屋敷の模型です。
吉良家は、石高4200石ですが、官位は大大名並みの四位に叙せられていたので、
屋敷もそれ相応のもので、東西132m、南北62m、2,550坪ととても大きく立派なもの
だったそうです。
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吉良町には、かつて海の水から塩をとる塩田が多くあったそうです。
屋外には、当時の塩田の様子も再現されています。
 
吉良町では、吉良上野介は名君とされているとは知っていましたが、
それを改めて認識しました。
 
参加しています
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西尾市吉良歴史民俗資料館
[住所] 西尾市吉良町白浜新田宮前59-1
[休館日] 月曜日(祝日の場合は火曜日・水曜日休み)
          祝日の翌日・年末年始(12月29日から1月3日)
[開館時間] 9:00~17:00
[入館料] 無料
[駐車場] あり
 

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